AgodaのDevOps変革とGitLab
はじめに
Booking Holdingsの一部であるデジタル旅行プラットフォームであるAgodaは、GitLabを用いた成功したDevOpsの変革を経験し、開発者の幸福度、生産性、およびコスト削減が実現しました。同社は、複雑なツールチェーンによる課題に直面し、スピードの低下やメンテナンスの増加が問題となっていました。
以前のAgodaの課題
GitLabに移行する前、Agodaは少なくとも9つのツールからなる煩雑なツールチェーンに苦しんでおり、市場投入までの時間や新規参入スピードの低下、およびガバナンスの課題を引き起こしていました。メンテナンスの努力が大きく、全体的な生産性やソフトウェアの品質に影響を与えていました。
GitLabの選択
AgodaがGitLabを採用する決定は、運用を効率化し、ツールチェーンの複雑さを減らす必要性から生じました。同社は課題に対処するための単一のDevSecOpsプラットフォームを求め、GitLabは、オンプレミスおよびクラウド環境の両方での成熟度、拡張性、およびメンテナンスの容易さにより、選択肢となりました。
実装と利点
AgodaはGitLabへの移行を成功させ、複数のツールを置き換え、効率を向上させました。GitLabのKubernetesエグゼキューターの採用により、起動時間、アップグレード、再作成が速くなり、監視、自己修復、および自動スケーリングを向上させました。
開発者の幸福度への影響
変革に対する初期の懸念に反して、Agodaの開発者はGitLabを受け入れ、2か月ごとの従業員調査で幸福度スコアが向上しました。GitLabは現在、Agodaで使用されているすべてのツールの中で、2番目に高い満足度スコアを獲得しています。
コスト削減
GitLabによるツールの統合により、Agodaは著しいコスト削減を実現し、ライセンス料、サポート、およびメンテナンス費用が削減されました。プラットフォームのセキュリティ機能は効果的であり、ガバナンス、コンプライアンス、およびセキュリティ監査をカバーし、複数のセキュリティツールの必要性を排除しました。
GitLabとの将来の計画
AgodaはGitLabの人工知能(AI)機能(GitLab Duo)を活用し、ソフトウェア開発とセキュリティを強化する計画です。同社は、開発ライフサイクル全体を通してAIが支援するGitLabのビジョンに興奮しています。今後の目標としては、ツールチェーンのさらなる統合、GitLabの分析機能の活用、開発者が開発環境をスピンアップする機能を提供することで、より高速で高品質なコード生産を実現することなどが挙げられます。
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