ユースケース・事例

アプリサービス事例:モバイルアプリを毎週リリースできる理由

チケット販売大手のチケットマスターのモバイル開発チームは、これまでアプリのリリースまでに頻繁にトラブルが発生していたため、多くの時間を費やしていました。例えば、Androidアプリの最新版をリリースしようとすると、ビルドに誤りがあることが発覚し、小さな修正に2時間以上かかることもありました。ビルドフレーバーが多くあり、次のステップまでにクリーンな状態を再構築しなければならず、非推奨の機能に対しても追加のテストを実行する必要がありました。また、長年プラグインやレガシー開発に悩まされ、Jenkinsマシンを新しいSDKで更新することも困難だったため、他のチームに支援を依頼する必要がありました。

CI(継続的インテグレーション)のための新しい環境を整備する必要があることは明らかでした。そこでチケットマスターでは、既にGitLabを数年間使用し、コードレビューとGit履歴を閲覧していたこともあり、GitLabのCIツールを新たに導入することを決定したのです。

GitLabのCIツールを導入したことで、開発のすべての状況を一元的に把握できるようになりました。また、GitLab CIのビルドとテストは、アーティファクトのビルド、テスト、公開までの工程に8分もかかりません。その結果として、AndroidとiOSのモバイルアプリのリリースを毎週実施するという目標を、予定よりも早期に実現しました。

週次という短いリリース間隔のため、リリース間での変更内容も少なくなり、ビルドを待っている時間も減少します。それによって、製品の品質を向上させるための開発に、より多くの時間を費やせるようになったこともメリットです。新しい機能をよりスピーディーに実装できることに加え、より高品質なアプリを一貫した管理のもとでリリースできるようになったのです。

 

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