ユースケース・事例

サービス事例:DevSecOps取り組み

日本国内事例:DevSecOpsへの道のりとこれから

(本内容は、GitLab Connect 2022の講演内容を記事化したものをご紹介しています。)

弁護士ドットコムについて
弁護士ドットコムは、「専門家を、もっと身近に。」を掲げて2005年に創業。専門家の知恵に誰もが自由にアクセスできる社会をめざして様々なソリューションやサービスを提供している。
無料法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」や、企業法務ポータルサイト「BUSINESS LAWYERS」、また、税務相談ポータルサイト「税理士ドットコム」などのサービスを運営するほか、電子契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」というソリューションを提供している

背景
当社は、2005年の創業後、しばらく赤字が続き、2013年頃から軌道に乗って成⻑基調となった。赤字のときは「いかにいいサービスを生み出すか」が課題で、顧客課題を解決するサービスをいかに提供するかというPMF(プロダクトマーケットフィット)が大きなテーマだった。
しかし、成⻑期にあっては、いかにサービスをスケールするかが大きなテーマとなり、DevOpsの基盤として、2014年からGitLabを導入している。

課題は「カウボーイスタイル開発」
課題は、いわゆる属人的な「カウボーイスタイル開発」が挙げられる。この開発スタイルは、いかによいサービスを生み出すかという時期は有効だったが、ビジネスをスケールさせるときにはいくつかの問題が生じた。
たとえば、「開発プロセスの不在」という課題だ。これまでは開発テーマが生じると、つどマスターに直接コミットして開発をプッシュするという開発スタイルで、「Redmine」「Review Board」といったツールがあったものの、利用は任意だった。
また「優先度付けの不在」という課題もあった。依頼開発がエンジニア個人に飛び交い、全てのタスクが最優先という状態で、また、jQuery Mobileなど技術的負債の解消も手つかずの状態だった。そして「貧弱な開発環境」という課題もある。テストサーバー1台を皆で共有していたため、誰かがデータベースのスキームを変更した時に、他のプログラムが動かなくなるなどの事象が起きていた。

なにからどう取り組んだか?
これに対し、開発プロセスの整備として、開発プロセスの策定に着手。DevOpsプラットフォームとしてGitLabを導入し、MR(マージリクエスト)によるピアレビューを行うとともに、スクラム開発を導入した。また、全社での優先度付けを行い、スプリントごとに優先度を判断することにした。
そして、ローカル開発環境の整備も行い。。。
(続きは以下リンクにてお読みいただけます)

 


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