GitLabでは、ソフトウェアやアプリケーションの開発手法に関して、グローバルを対象にした調査を実施しています。2021年のDevSecOps調査の主な結果では、DevOpsはより広い技術基盤として重要視されています。DevOpsプラットフォームはAI/MLと同様に増加傾向にあります。実際にチームでDevOps・DevSecOpsを活用して、ソフトウェアを開発している回答者は全体の35.9%に及び、最も多い結果になっています。
テストに関するトラブルとしては、リリース延期の主な理由として3年連続で「テスト」が挙げられました。テストにより開発の予定が遅延してしまい、多くのメンバーがコードをレビューすることを面倒に感じています。しかし、計画を急ぎすぎたり、無視したりすることがあれば、運用自体が失敗してしまうでしょう。
この課題を解決するために、約25%の回答者はテストの工程を自動化しています。「少なくとも半分は自動化している」と回答したユーザーは全体の約28%でした。より良いコード品質を求めるとなると、DevOpsの活用を考える企業が多いようです。他にも、市場投入までの時間短縮や計画の精度向上などの効果を期待しています。
今後の動向として2020年はKubernetesやマイクロサービスについて検討していたチームが、2021年はそれらをすでに使用している、間もなく導入する、という回答しています。DevOpsプラットフォームは、文字通り誰もが活用できるものであり、回答者の23%が社内の全員がDevOpsプラットフォームを使用しているという結果になっています。
また、2021年の投資計画を尋ねた調査回答者の状態から考えると「DevOpsの勢いは増している」と判断できます。2022年以降はDevOpsの勢いを維持する動きが見られるでしょう。
そこで今回は、DevSecOpsの動向について、2021年のグローバルの調査結果について紹介します。調査はそれぞれ「開発者」「セキュリティ」「運用」のそれぞれの分野について言及しているため、ぜひ、自社の開発体制やセキュリティの考え方の参考にしてください。
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